いまなぜぼくが悲しいのか

松来未祐さんご逝去の報を受けまして、久々に日記を書いてみる。職場の昼休みにスマホをぼんやりと眺めていたところで訃報を知ったわけですが、深夜に至る今まで断続的に松来さんのことを思い返している。
とはいえ、それを深く語れるほどのコアなファンというワケでもなかったのですけれど、アニメファン、声優ファンをやってればどうしても声が聞こえてくる、視野に入ってくる、そういう存在であったのでしょう。それに悼む人は一人でも多いほうが良いと思うので。
最初に思い返したのは、近作「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」のアンナ・錦ノ宮。次に「蒼穹のファフナー」の羽佐間翔子でした。ファフナーは今やってるEXODUSには出ていないものの、17話のカノンが消えた回で、翔子の灯篭が川に流されるシーンがあって、それを思い出したらなんだかとても切なくなった。
過去の日記を検索してみると2003年5月に「カメラ=万年筆」を買ってました。「ハンドメイドマイ」の主題歌だったんだっけ?当時はモモーイのファンだったからな。歌と言えば「ここだよ。」も忘れがたい。ご存知とらのあなのイメージソングですが、あの際どい歌詞を松来さんの声で歌われると破壊力がありました。
初めて拝見したのは、2003年12月21日浦安市文化会館での「KSS冬祭り」だったようで、「トゥルーラブストーリーサマーデイズアンドイェット」(長い)でのご出演でした。桑谷夏子さんと一緒に。記憶もおぼろげですが制服のコスプレをしていたような。
次は2006年6月25日「チェリーベルイベントユニバース2006Summer前〜去年より1700円安くしてみました〜」。神奈川県民ホール。これはなんとなく覚えてる。番組自体は全然聴いたことなかったんだけど、喜久子さんと麻里安ちゃんのイベント後に行けそうだったから行ってみたやつ。松来さんも出るし…というのが主なモチベーションだった。番組特有の挨拶みたいなことをされて、こっちはポカーンだったんだけど、女性観客のノリが良くて、ああ女性リスナーにも愛されてるんだなぁと思った。
最後は2010年10月22日「「たまゆら」上映イベント〜いつかの大切な日々〜」。銀座「東劇」。佐藤順一監督、儀武ゆう子さんとのトークショーでした。これは直近なのにあんまり記憶に残ってないな。東劇には何度か行ったから記憶が混同しているのもある。これ以降はあんまり声優イベントに行かなくなっていったのでした。3回か思ったよりも少なかった。
「下ネタ〜」を見ていて、これから役の幅を広げていくのかなと思っていた矢先だっただけに、やり残した感がひとしお。アニメ界にとっても損失であります。悲しくて悔しいね。