ペンと紙しかない部屋に閉じ込められて

ペンと紙しかない部屋に閉じ込められて
ただ詩を書いていたい


いつかボクがとりかえしのつかない罪をおかして
いつか囚人になったとき
看守にたのみこんで
つかいふるしのボールペンと
くしゃくしゃの紙片をもらうんだ


ぎりぎり読めるくらいの
小さな字で
贖罪なんて知らんぷりの
退廃と冒涜に満ちた
誰にも読ませないくだらない
詩を書いていたい