ずっと叶わない願いだから持ち続けていられる

9月末日。半日だけ余った夏休みを消化しがてら、阿佐ヶ谷に「ドードーの旗のもとに」という朗読劇を見に行ってきました。
何でかというと、ネットラジオ「あんちょびステーション」における桜咲千依ちゃんの相方、下釜千昌さんが主演を務められるというのが主にして唯一の動機。
そんなワケで午前中だけ仕事をして、阿佐ヶ谷駅北口に降り立ったのは、午後14時くらいでした。開演が15時なので、昼飯でも食いつつ、会場のザムザ阿佐ヶ谷を探してみるかーと思ったら、案の定迷いました。
今にして思うと迷うような道ではなかったんだけど、道路工事をしていて通行止めになっている道があったり、細い道が入り組んでいたりで、迷路のような街だったのが原因かなぁ。(いや、ボクが方向音痴なだけです)
でもまあ、知らない街を歩くのは好きなので。中央線沿線は荻窪、高円寺、吉祥寺、中野とか、それぞれに街の趣が違いますね。底流のテイストは似てるんだけど。
一回駅まで戻って、スマートフォンで場所を調べなおして、なんだかんだで会場に到着。やっぱり出発点まで戻るのがいちばんだな。
会場は土足禁止で木製の客席が舞台を見下ろすように4,5列の段々になっていて、どの席に座っても見るには支障はないかなぁという印象。してみると、多くのライブハウスの立錐の余地もなく、ステージも出演者もろくに見られないという環境は決して良好とは言えないよなぁとか思った。
さて、開始。今回は「第二章」ということで、全六章にもなる大作の一部。第一章は見ていない(そのころは下釜さんの存在すら知らなかった)ので、ついて行けるかなぁと心配していたのですが、結論から言うと大丈夫でした。多分枝葉の部分で分かってないところはあるんだろうけど、そういうのあんまり気にならない性質なので。劇中劇みたいな部分があって、そこのところだけ自分が今何を見てるのかをちょっと失いかけましたが。
大雑把には、軍事クーデターを起こされた王国の、その王子が国外に逃亡して、復興を期しながら生き抜くお話。絶滅した筈のドードー鳥と一緒に。さらに王子はドードーと話せる、という設定。今日は、全26話アニメの7話から10話くらいのエピソードを楽しんだという感覚でした。アニオタ的たとえですが。何かいいところで終わっちゃって、続きが気になるぜーと思わざるを得ない。
もっと少人数の舞台なのかなぁと勝手に思っていたのですが、20人弱くらいだったかな?それだけの人数が台本を持ちながら、それぞれのパートを2本のマイクへと入れ代わり立ち代わり演じる様には圧倒されるものがありました。
朗読劇も、一般的な演劇もあんまり見ないもので、他のものと比較して言えるワケではないですが、面白かったですよ。そのままCD化したりしてもいいような。
ところで、ドードーってみんな知ってるのかな?ボクはドラえもんで知ったクチですが。モアとかリョコウバトとかが出てくる話あったよね。
終演後はまっすぐ帰宅。深夜に本日配信の「あんちょびステーション」聴いたら、一時お休みとのこと。なんだってー!週に一度の楽しみがなくなってしまうなぁ。これから野球もやらなくなるというのに。再会の日をお待ち申し上げております。