その夢の対価は目には見えない

昨日の日記のとおり「リスアニ!AUDITION」に行ってきました。
会場は渋谷のSECOというライブハウス。13時開始というので、12時40分くらいに行ってみたら開場していたので入場。
何かイビツなかたちのフロアでした。ステージも拡張してたけど、それでも狭い印象。
個人的にいわゆるオーディションを見るのは初めてで、いつものゆるゆるイベントに比べて張り詰める緊張感。特に出演者が緊張してるのが伝わってきて少なくとも楽しいって感じではなかったなー。
でも、出場者も審査の方々も真剣で、プロの現場を直に見られたのは大変に興味深かったことは確かです。
流れは、出場者が課題曲(指定されたfripSideの歌から一曲)と自由曲を歌うというもの。出場者は13人で、第一次審査通過者が14人だったので一人辞退されたのかな?
個々人の感想は、中立な心境でもないし、専門的なところもよく分からないので差し控えます。が、目標に向かう熱は出演者全員から感じられて、それでも殆どの人は合格できない厳しさを思うと切なくなったな。「みんな頑張ったから100点!」みたいな甘い世界じゃないことは分かるんだけど。
自分があのステージに上がったらと考えただけで吐き気がするほどだし、そういった意味では、出場者の皆さま全員すげぇなぁと思いますよ。
つまり、いつも見てる声優さんたちも、こんな厳しい世界で仕事をしているということか。やっぱり我々サラリーマンとは世界が違う。
ところで、アニソン歌手というジャンルもすっかり確立されたようで、出演者の自己アピールでも、歌手じゃなくてアニソン歌手になりたいと言っていた方がチラホラ。「歌が好き」じゃなくて「アニソンが好き」という意見には諸手を挙げて賛成しますが、最近のアニメの主題歌ってあんまりアニソンっぽくないよねとも思ったり。「アニメの主題歌として使われたらアニソン」っていう定義も一つの正解なんだろうけど、何の予備知識もなしに聴かされてアニソン以外の歌と区別がつかないんだったら、それってアニソンなのかしら?と。
で、気付いたことが一つ。オレ、声優の歌はよく聴くけど、最近のアニソン歌手の歌ってよく知らないなという。今日の出場者が歌った自由曲を殆ど知らなかったよ…。
あ、話それた。
そんなこんなで、1時間の審査時間を経て結果発表。3人の合格者(っていうのかな?)が発表されましたが、残念ながら千依ちゃんは選ばれませんでした。ホントに残念だ。
しかし審査員のどなたかが、「選ばれなかった方々が劣っているとかそういうことじゃなくて、今回の企画のコンセプトにはまらなかっただけである」というようなことを仰っていて、なるほどその通りだなぁと思った。それにここまで残っただけでも凄いことだよなぁ。自信持ってもいいんじゃない?
終了後は、終演18時予定だったのが、けっこう早めに終わったので渋谷ゲーセンへ。まあやるゲームは麻雀格闘倶楽部なんですけど。
それにしても、色々と考えさせられた一日でありました。