シーソーと1グラム

望みや願いが叶えられないとき
ボクは詩を書いて


その塵ほどの重みで
失望の過大な重みとの
バランスを取ろうとして
その試みは経験上
必ず上手くゆかない


結果ひだりかみぎに
倒れた方がマシなくらいよたよたと
傾きながら歩く羽目になるのだが


ことによると
このこころはいつか
ぎりぎりのところで私を


私を自死から救うかもしれない