この空に機体を操縦しかねて

島崎藤村「破戒」読了。
ここのところ「アンジェリク」、「床下の小人たち」と外国の作品を読んでいたこともあって、むしろ読みやすかった。いかに昔の作品と言っても、日本人が日本語で書いた作品ですしね。
読む前は重苦しいだけの話なのかと思っていたのですが、読み物としてもなかなか面白く、後半3分の1ほどは一気に読み終えてしまいました。
世の中に読むべき物語は溢れているのに、こちらの時間と気力は足りないのが切ないね。
藤村は調べてみると姪に手を出して妊娠させちゃったりとか、今の時代からすると滅茶苦茶な人だったように思えます(当時だって決して普通のことではなかったんでしょうけど)。とりあえず他の作品も読んでみようかなぁという気分です。
あと、「花のあと」の前売券買った。どうせ見に行くなら安い方がいいし。出不精なボクが行動するためのブースターにするという意図もあり。